J.C.T.C 一般社団法人 日本貨物検数協会

その他システムのご紹介

自動車専用船の物流で培ってきたノウハウを活かし、
下記システムを構築しました。
システムには、次のような特長があります。

  • 物流作業や管理業務等の効率化
  • 貨物情報の一元化
  • 情報セキュリティの向上

なお、電子データや画像データ等による情報提供も承っております。

自動車船検数システム
(JCATS - J.C.T.C Car Carrier Tally System)

2002年10月
『情報化月間推進会議議長表彰』受賞
2005年10月
特許登録:特許第3735269号
発明名称:自動車の船積情報の入力用の
可搬型コンピュータ装置

■ JCATSとは

 事前に「自動車メーカーからの輸出車両情報」と「船会社からのS/O(船積指示書)情報」をメインPCでマッチングさせ、そのデータをモバイル端末に転送します。本船上の検数作業では、艙内に船積された車両の積載位置とケースナンバー等をモバイル端末に入力することで、車両のモデルおよび仕向地が表示され、検数員は車両本体と照合し登録します。蓄積された検数データは、ネットワークを介してメインPCに転送され、消込作業で異常のないことを確認した後、検数書類が自動作成されます。従来と比較して、書類の作成時間が大幅に迅速化されることにより、本船出港までのリードタイム短縮を実現します。
 モバイル端末に登録された車両データは仕向地毎に色分けして表示されるため、瞬時に識別でき仕向地の混在防止に繋がります。また、積付図に表示される船型および車両は実際の1/200スケールで作成され、スタンション、スロープ等の本船構造物や車両の積載位置を正確に把握できるため、車両の特定とスペースの把握が容易となり、荷役の効率化と輸送品質維持に貢献します。

■ JCATSのメリット

  • 書類作成の自動化により、出港までのリードタイム短縮を実現
  • 本船の構造や車両の個々の積付場所が正確に把握でき、荷役効率や誤積防止を実現
  • EDI(電子データ交換)による検数書類データの提供を実現

Bitシステム

■ Bitとは

 事前に輸出車両の情報をBitに取込み、ネットワークを介してモバイル端末にデータを転送します。ヤードへの車両搬入時には、モバイル端末に車両の識別番号を入力することで仕向地等の詳細な情報が表示されるため、車両本体との照合が迅速に行えます。また、車両のロケーションを入力することで、ヤード内での正確な蔵置管理が可能となります。
 沿岸チェック時には、モバイル端末を携帯プリンターと連動させ、積込車両の仕向地、積載デッキ、車両サイズ等の積込みに必要な情報を出力したラベルを車両に貼付することで、個々の車両の情報が可視化でき、誤積みの防止に貢献します。
 これら一連の機能により、ヤード搬入から沿岸チェックまで、車両の一元管理が可能となります。

■ Bitのメリット

  • データ転送(受渡し)が可能
  • 車両の搬入や蔵置状況が正確に把握でき、荷役効率の向上を実現
  • 本船の積込場所等をラベルで出力して車両に貼付することで情報を共有し、ダメージ発生のリスク回避を実現